完璧主義なんだろうなぁ 自分に対して。

生まれて、すみません。ほんとうにすみません。
http://anond.hatelabo.jp/20080530040045
を読んだ。


なんというか、自分も鈍い人間だから少し同調してしまうんだけど、感受性が乏しいと思ったことはない。

それは先生に「お前は感受性が強いから――」という言葉をもらったこともあるのだろうけど、なにより、"他人のことは分かる"から。

ただし、少しでも自分が絡むとまったく分からなくなる。
それが自分は"鈍い人間"だと言った理由。

自分への好意(恋愛感情含む)に気づかない程度ならまだカワイイものだけど、普通の生活では支障がでる。



三者同士や、漫画や小説の中では、両者(または複数)の言い分が心境も含めて手に取るように理解でき、それも正確なのに、同じような会話を対自分にされると「こう・・いや、違うんじゃないか」と何度も考え直し結果不自然な間が空いてしまう。
時間を置いて考えてみるとすぐに答えは見つかる(リアルタイムでなければ自分を第三者として見れるから)。
が、会話で間がうまくとれないのは致命的だ。





なぜみんなはあんなに自然な会話ができるのだろう。
自分ほど考えていないだけ?
いや、同じ時間で同じぐらい(またはそれ以上)考えて会話しているのだろうか。
ということは自分の頭の回転が異様に遅いのか?

なぜ他の人が普通にできて自分はできないんだ。



普通のこと(生きていく上での最低限)ができるという共通部分があるからこそ社会で生きていける。成り立っている。
それさえできない自分には生きている価値なんてない。
勉強ができたってそれができなきゃ社会不適応者であって、最初の一歩が進めない。
社会に出るには絶対に登らなくてはいけない階段があるんだよ。


「私にはリーダーシップがあります!」

―自分の長所として言えるほどのことなの?それ自分で言うことなの?

色々思うことはあっても言えない。言う資格がない。なぜなら自分は最低限のことさえできない人間なのだから。





完璧主義者は良くも悪くも自分に厳しい。

他人にも完璧を追及させる人は、周りに影響が出るから、指摘されれば治す機会がある。
けど自分にだけ厳しい完璧主義者は、他人に直接的な迷惑がかからないから治す機会があまり巡ってこない。

完璧主義にもパターンがあって、完璧である自分に陶酔していたり、潔癖であったりする。
ただ、心の問題を考えたときに気をつけなければならないのは、自己防衛のために完璧主義である人。
他人から指摘されないよう自らを律する。抜け穴を作らないよう必死に努力する。

そういう人が自分の欠点に気づかされたときのダメージは大きい。

小さい頃に気づければ(気づいてあげられれば)いいのだけれど、大抵親にとっては"いい子"であるため、そこを気にかけることは少ない。



心の病気に注目され始めて10年ぐらい経つけれど、もう少ししたら気にされ始めた対象の世代に子ができ始める。
自分もその世代に入るわけだけど、少しはまともな人間になれているだろうか。
子どもに気を掛けられるぐらい余裕を持てるようになっているだろうか。